エノコログサ(月刊Kacce8月号 散歩ウオッチング)

※この投稿は、月刊Kacce2023年8月号(vol.475)掲載記事の再編集です。

 今月8日は暦の上では「立秋」ですが、海に囲まれた日本は湿度が高く、消化器官への負担が大きくなります。暑い日には濃い味や脂っこいもの、甘いものなどは避けた方がいいようです。

 道端や草むらでよく見かけるイネ科の「エノコログサ」。多くは1年草で、ネコジャラシ、イヌコロコロ、ネコジャンポなど、地域によって愛らしい方言がたくさんあります。昔は盛んに食用にされており、穀物のアワ(粟)はエノコログサの改良品。アワグサやスズメノアワなど、エノコログサの別名はそこから来ているのだとか。

エノコログサ

 エノコログサは種類が多いので識別するのが悩ましいのですが、在来種にはエノコログサ、キンエノコロ、アキノエノコログサ、ムラサキエノコロ、コツブキンエノコロ、ハマエノコロ、交雑種のオオエノコログサ、外来種にはフシネキンエノコロ、ザラツキエノコロがあります。散歩で見かけた時はまとめて「エノコログサ」と考えてよいと思います。

キンエノコロ
オオエノコログサ

 炎天下の道端で多くの植物がしおれ気味なのに、エノコログサだけがシャキッとしているのに気付いたことはありますか。エノコログサは高性能光合成の仕組みを持つため、非常に乾燥に強いのです。畑のトウモロコシも同様です。

 8月は年間の最高気温を記録することも多いので、無理のない範囲で散歩をお続けください。

森野かずみ

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